大量輸液による後遺症は?
血液中のナトリウムの減少
特にシスプラチンという抗がん剤を使用すると、副作用として腎機能障害の発生が懸念されます。腎機能障害が起こると、QOLが著しく悪化します。これを防ぐには、大量の輸液が必要です。シスプラチンと併用して、利尿剤を加えた通常2000ml~3000mlの輸液を併用します。これにより、シスプラチンの血中濃度を下げ、尿の量を一日3000ml以上確保することで、腎機能障害を起こさないようにします。
ただ、この大量輸液、大量排尿を促すことで、重篤な後遺症が起こることがあります。血液中のナトリウムの著しい低下です。ナトリウムが低下すると、脳の運動系や言語系が障害される合併症が起きることがあるようです。そのため、ナトリウムをいつもモニター、補給する必要があります。
補足ですが、シスプラチンには、ほかにも神経障害や骨髄機能障害(シスプラチンには限らない)といった副作用にも注意する必要があります。また、現在ではシスプラチンはその副作用の強さからセカンドラインとして使用されることが多いようです。
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